3月3日、新日本プロレスの『NEW JAPAN CUP 2016』を東京・大田区体育館にて観戦しました。この日のメインは棚橋弘至VSバッドラック・ファレのトーナメント1回戦でした。1月のオカダとのドーム決戦、2月のケニーオメガとのICタイトル戦に連敗し、再起を賭ける棚橋は場外へのハイフライフローなど大技を繰り出しましたが、最後はファレがバッドラックフォールで勝利しました。
若々しい風貌の棚橋ですが、プロレスキャリアも17年目を迎え、年齢的にも40歳になります。1月に新日本を退団した中邑真輔との10年間にわたるライバルストーリーに私は心躍らせ、東京のビッグマッチに出かけきました。いつかまた2人の対決が見られる日が来ることを信じて、これからも棚橋と中邑、新日本プロレスを応援していきます。
石井智宏vsEVILの初対決は期待通りの好試合になり、会場が大いに盛り上がりました。持ち味を全開してEVILが石井をかなり追い詰めましたが、終盤に得意技を畳み掛けた石井が最後は垂直落下式ブレーンバスターで沈めました。
YOSHI-HASHIと内藤哲也は約7年半ぶりにシングルで対戦しました。気迫十分のYOSHI-HASHIに声援が集まりましたが、内藤が現在の勢いを見せつけるようにデスティーノで貫録の勝利を収めました。
第三世代の決起を掲げた永田裕志はオカダ戦以降、不調が続く後藤洋央紀と対決しました。試合は圧倒的に永田優勢で進みましたが、最後は丸め込みの逆転勝利で後藤が1回戦を突破しました。
IWGP王者のオカダとNEVER王者の柴田がタッグマッチで対戦し、激しいぶつかり合いで会場を沸かせました。フリー参戦から正式に新日本所属になった柴田が今年のタイトル戦線、G1クライマックスの中心選手になっていくことが予想されます。