島田市☆村松時計店　（時計の修理情報／時計の入荷情報）

　　　　
　1970年製のキングセイコーの中古時計が入荷しました。オーバーホール修理を済ませ、外観も
ピカピカに磨き上げられており、とてもきれいな時計です。まだ販売価格は決まっていませんが、
新品の革バンドを装着して10万円台前半位を予定しています。
　　　　
　裏蓋に刻印された5625-7040、0020858の２つの番号から５６２５キャリバーを搭載している
こと、ケース番号が7040、製造年度が1970（昭和45）年10月であることが分かりました。

　KSの愛称で呼ばれるキングセイコーはGSグランドセイコーと共に60～70年代にかけての
セイコー機械式時計の黄金時代を代表する主力モデルのひとつです。
　この年代のセイコー製品の詳しい資料によると、発売当時のメーカー定価は3万円位でした。
　45年ほど前の金額を現在の貨幣価値に換算すると約5倍になると認識しているので、その
計算で言えば今なら15万円位の時計ということになります。