2009年12月14日

1980年代のロレックス・シードゥエラー

1980年代のロレックス・シードゥエラー

1980年代のロレックス・シードゥエラー

1984年製造のロレックス・シードゥエラー
【Ref.16660/Sir811・・・】の修理品の画像です。
重さ約147g、ケース径約40mm、厚み約14mm、作りは頑強そのものです。
文字盤の目盛りのトリチウム夜光が変色し、文字盤もやや退色しており、
画像では分かりにくいですが、見る角度によって色ムラが確認できました。
しかし、こういった経年劣化による傷みが古い時計の味わい深いところで、
長く使えば使うほどに愛着がわき、大切にしたい気持ちが強くなっていくものです。

今回、オーバーホールとバンドのクラスプ部の修理を依頼され、時計をお預かりしました。
この時計を日本ロレックスのサービスセンターに修理依頼すると、過去の依頼経験から言って、
「文字盤交換が必要」と言って来る可能性が高く、こんなに味わいのある文字盤を諦めるのは
あまりにももったいないので、今回は時計職人さんに見てもらうことにしました。

バンドの「パチン」とはめたり外したりする箇所のことをクラスプ(またはバックル)といいます。
留め具の噛み合わせの具合が悪いため、一緒に直す予定ですが、傷みがひどく、
修復がむずかしい場合は、クラスプのみを日本ロレックスで交換してもらうことも可能です。



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Posted by 島田市☆村松時計店 at 10:16│Comments(4)ロレックス
この記事へのコメント
機械式腕時計は一生物なんて聞きますが、生産終了後に数十年で部品の供給が無くなってしまうのが・・・残念です。
Posted by インドの像 at 2009年12月14日 12:17
インドの象さんへ

世界的に人気が高く、流通量も多い高級時計メーカーには、
ぜひ半永久的に部品供給してほしいと私も強く願います。
一生物と呼ばれ、親子二代で使える耐久性を誇る時計なのに、
部品供給がないという理由だけで修理が受けられないというのでは、
やっぱり時計を長く使い続けたいユーザーが気の毒だと思います。
Posted by むらまつむらまつ at 2009年12月14日 12:49
お写真の、シードゥエラー本当にいい顔していますね。
インデックスや針に塗布されたトリチュームのやけ具合
といい、無数についたオイスターケースの小キズといい
新品にはない迫力をかもし出しています。
オーナーの方は、スポーツロレックス本来のハードな
使い方をされているようですね。
新品にはない、所有者の歴史を感じるいい味のでた個体です。
Posted by hiro at 2009年12月14日 20:22
hiroさんへ

仰る通り、本当にいい顔をしています。
お客様からお預かりするとき、思わず見とれてしまいました。
こういった時計を見るたび、ロレックスの魅力を再認識します。
Posted by むらまつ at 2009年12月15日 02:02
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