島田市☆村松時計店　（時計の修理情報／時計の入荷情報）

　　　
　1975年に製造されたセイコーの女性用手巻き式腕時計、ソシエの画像です。ガラスが外れ、時計も止まってしまったとのことで修理の依頼があり、オーバーホール修理を行なうことになりました。概算費用で１万５千円～２万円を見込んでいます。
　今回の修理依頼は母親が学生時代に愛用していた時計を娘さんが譲り受けることになって実現したものです。母娘が親子二代で同じ時計を使い続けることは時計の仕事に携わる私にとっても嬉しい出来事で、修理を任されたことに大きな喜びを感じます。

　　型番がCRF060、発売当時の定価が23,000円した時計で、バンド幅が14ミリあり、女性用としてはやや大きめのサイズに作られています。
　　　
　セイコーの社名、ステンレススチール製、日本製の表記と共に「542889、11-1050」の2つの番号があり、1975年4月製造の時計であることが分かりました。
　　　
　手巻き式の腕時計にとってゼンマイを巻き上げるリューズは特に重要な部品です。今回の修理でも必要に応じて交換する予定でいます。